業界・企業研究

【5分で学ぶ!】デベロッパー業界とは?


こんにちは。TOMです。

今回はデベロッパー業界について解説していきます。

三菱地所レジデンスとか、住友不動産とか
なんとなく不動産の何かをしているというイメージはあっても、

具体的にどんな事をしている業界か知らないという方もいると思います。

今回はデベロッパー業界を5分で理解できるよう、分かりやすく説明していきますね!



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土地の開発者


簡単に言うと、デベロッパーは以下の様なことをしてます。


  • 空き地を買う
  • そこに建物を建てる
  • 建物に入居したい人、買いたい人に販売する
  • 建物が老朽化しないよう、メンテナンスをする




土地の開発者ってイメージですね。

それぞれの仕事を詳しく見ていきましょう。


土地の仕入れ

まずは土地を仕入れる


建物を建てるにしても、土地がなければ何もできません。

ということで、まずは土地の仕入れから入ります。



銀行、不動産屋、個人地主など、色んな人々から日々情報をかき集めます。

入手した土地情報を基に、「ここ買おうか?」と社内で検討します。

「ここにマンションを建てたら、需要はあるか?」等を検討し、OKであれば土地を買い取ります。


企画・設計


土地を買ったら、さっそく建設の準備開始です。

どんな建物にしようか?というのを企画します。



エントランスはどこにする?外観はどうする?間取りは2LDK?みたいな
マンションを構成する全てについて決めていきます。



その他、タワマンみたいな大規模でハイグレードなマンションであれば、
コンシェルスタッフを付けるかと言った、サービス面の検討もしていきます。


着工

建設に着工する


マンションの全体像が固まったら、いよいよ建設に着手します。

実際に手を動かして建設するのは、建設業者です。



デベロッパーの仕事としては、

  • スケジュール通りにちゃんと建設が進んでいるか
  • 事故なく安全に建設が進んでいるか


というのを監督します。


販売

建設後に販売する


工事が始まったら、並行して販売していきます。

「ここに新しいマンション建てるんですが、買いたい人・借りたい人はいますか?」
と宣伝していく感じですね。



商談用のモデルルームを作ったり、パンフレット・チラシ作成、HP作成など
お客さんにマンションのことを知ってもらって、買ってもらうための準備です。



この際、自社で販売する場合と、他社に販売を委託する2パターンがあります。
自社で全部やろうとすると、作業量が多くて非効率なこともありますからね。



ここでのお客さんは、大きく分けて2パターンあります。

  • 実需:そこに実際に住みたい人
  • 投資:そこに住むつもりはなく、投資用として買いたい人




オフィスビルなど、企業が入居するケースもあります。


ここでマンションが売れないと、デベロッパーとしては大赤字なので
あの手この手を使ってマンションを宣伝し、買い手を見つける必要があります。


施工・引き渡し


建物がやっと完成したら、デベロッパー側で「施主検査」という最終チェックを行います。

欠陥だらけの建物だったら、マズイですからね。

みんなが使うエントランス、個々別の部屋、物件周囲に植えた植物まで
全部細かくチェックします。




問題ない場合、建物完成です!
大規模マンションだと、建設には年単位の時間がかかることもあります。

やっと完成して一安心というところですね。



完成前に既に買ってくれたお客さんには、部屋を引き渡します。
まだ空き部屋が残っている場合は、内覧会などを開き、引き続き買い手を探します。


PM(建物管理)


Property Managementと言い、引き渡し後の建物管理のことです。

建物は老朽化しますし、日々クレームなども入ります。

この対応をデベロッパー側で行います。

PM専門業者に一部作業を委託しながら、入居者が快適に暮らせる環境を整える感じですね。


20代若手ならどんな仕事をすることになる?


若手社員なら、主に以下2つのどちらかの仕事をすることになるでしょう。

  • 土地の仕入れ
  • 物件の販売




土地の仕入れ


銀行、不動産屋、個人地主など、色んな人々から日々情報をかき集める必要があるので、
人々とのコネクションが大事になります。

不動産業界では、日々色んな場所で情報共有会が開かれてるので、
そこに足を運んで情報を集めてくることになります。

人との密なコミュニケーションが苦手な人には若干ハードかもしれないですね。。


物件の販売


お客さんに対して、「この物件いいですよ!」を提案して、買ってもらう必要があります。

不動産ということで、安い買い物ではないので、即決するなんてことは基本ありません。
何度も提案し、相手に納得してもらう必要があります。

また、他社も並行して物件を紹介している場合がほとんどなので
自分の提案が最終的に却下になる可能性があります。

最後の最後でダメだったら、辛いですよね。。。

提案力を磨いていく必要のある仕事です。

デベロッパーで有名な会社は?


以下、有名所7社があり、メジャー7と呼ばれてます。


  • 住友不動産
  • 三井不動産レジデンシャル
  • 三菱地所レジデンス
  • 野村不動産
  • 東京建物
  • 東急不動産
  • 大京



将来性は?


高齢化・人口減少の影響を受ける


日本全体で人口減少が行っていますよね。

こうなると、当然住宅需要が減ります。
また、労働人口が減ることで、オフィスの賃貸需要も減ってくるでしょう。


高齢者向けの住宅開発


高齢化ならば、ということで注目されているのが、高齢者向けの住宅開発です。

住宅だけでなく、周辺の複合施設なども併せて再開発し、
高齢者に優しい街づくりを目指しています。


海外進出


例えば東南アジアなど、今後のさらに発展すると思われる国で、開発をしている業者は増えてきています。

建物の需要は海外にはまだたくさんある、ということで今後は更にグローバルな業界になっていくでしょう。


採用される人の特徴


デベロッパー業界は、採用人数が数十名と少なく、狭き門でしょう。

そんな中で内定する人は、「調整力(交渉力)」、「計画管理力」が高い人だと思われます。



今回解説したように、デベロッパー業界って、とにかく大勢の人と関わるんですよ。
建設業者から、土地地主から、販売先のお客さんまで。

また、建物を建てるとなると、長期の大規模プロジェクトになるので、
プロジェクト管理能力も必要です。

人に揉まれ、調整しながら仕事を進めていく必要があります。


そうであれば、必然的に調整力や交渉力であったり、
スケジュールをしっかり管理する計画管理力は不可欠になるわけですね。



過去の経験を振り返った時、大人数が関わる団体・プロジェクトを
マネジメントした経験があれば、そこでの経験をアピールするのが良いでしょう。


価値観や利害が異なる相手といかに協働したか
限られた時間内でいかにプロジェクトを推し進めたか

といった観点で話すと良いと思います。


まとめ


デベロッパー業界、いかがだったでしょうか。

目に見える建物として、自分の功績を残せる
という点では非常に魅力的な業界だと思います。

これから盛り上がりそうな街を予想しやすくなるので
自分が住む街を選んだり、投資物件を買う時も、参考になりそうですね。

狭き門ではありますが、ぜひトライしてみてください!



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