就活

若手でベンチャー企業に入る上で覚悟すべき事【基本オススメしない】


こんにちは、TOMです。

若手でベンチャー企業に入るってどうなの?
注意すべきことは?



今日はこんな疑問に答えます。

僕自身、20代にベンチャー企業で働いてみて感じたことを解説していきます。

自己紹介
・経歴:都内私大➔新卒でリクルート➔ベンチャー➔外資コンサル(今)
・就活時代は、リクルート・楽天・サイバーエージェント・NTTなど様々な企業に内定。就活ノウハウを学生に届けたい。
・20代後半の社会人。仕事の傍ら就活支援をしています。ES、志望動機、自己PRなどの添削を以下URLで受け付けています。ぜひご連絡ください!

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ベンチャー企業の定義って?


本題に入る前に、ベンチャー企業ってそもそも何なの?ということに少し触れておきます。

明確な基準や定義は無いのですが、

ベンチャー企業=新しい事業を育てている企業と言えるでしょう。

将来は大きな安定した事業になる可能性はあっても、

現状では財政的に厳しく、投資機関などから資金援助を受けていることが多いです。

中小企業とベンチャー企業が同列で語られることもありますが、この2つは全然違います。

中小企業とは、会社の規模を意味する言葉であって、事業の新しさや、スタートしてからの年数は関係ありません。
歴史ある優良中小企業も多く存在します。



・事業拡大のために試行錯誤している状態
・ビジネスは完全には軌道に乗り切っておらず、不安定な状態


これがベンチャー企業ということですね。

では、本題の


・ベンチャー企業に就職する上で知っておくべきこと
・ベンチャー企業での働き方


について書いてきます。

何かを与えてもらえると期待すべきではない


ベンチャー企業は「教育してもらう場所」でも「学ぶ場所」でもなく、

「結果を出す場所」です。


「ベンチャー企業に行けばなんか成長できそう」と漠然と思っているようであれば、入社は考え直したほうが良いかもしれません。

ベンチャー企業の人々は、日々拡大・変化する事業を支えることで手いっぱいで、誰かを教育している余裕はありません。

「自分でなんとか頑張って、今すぐに結果を出して!」となります。



ベンチャー企業は社会人の「学校」ではなく、

「これをやりたい!」という目的を「実行し、結果を出す」場所です。


当然、大企業のような研修期間も無い場合がほとんどですので、

「既になんらかの実力がある!」または「何があっても自律的に学ぶんだ!」

という強い覚悟がない限り、ベンチャーはやめておきましょう。

常にイレギュラー状態


イレギュラーがレギュラー、と言うと言葉遊びのようなのですが、

「想定外のことが常に起こっていて、何一つ予定通りに行かない」

ということは大いにあると思います。

・ライバル企業が新サービスを出して、急遽こちらも方向転換しないと生き残れない
・ローンチしたサービスに不具合があり、お客様から大量のクレームが来ている(しかも人手が足りなくて対応が追いつかない)
・経営難によってサービスが中止になった
・経営難によって他社に買収/倒産した(※経験済み)


などなど挙げていくとキリがありません。

イレギュラーだらけのため、体制やルール、文書なども整っておらず、

自転車操業、火の車状態で日々を乗り切っていく必要があります。

しかも、モタモタしていると経営がすぐに傾いてしまうため、睡眠時間を削ってでもスピード感を持って動く必要があります。

変化に柔軟に対応できないといけません。



計画通りに、着実、安定的に物事を進めたいという人は、ストレス1000%を超えるのは難しくはないでしょう。

色々な人間がいる


これは少々ざっくりしていますが、何が言いたいかというと、

常に人手不足かつ、かといって大量の人が就職に応募してくるわけでもないため、

人を選んで採用できないということです。


大企業、人気企業であれば、大量の人が応募してくるので、

その中から優れた人を選りすぐりできますよね。

しかしベンチャー企業は違います。

ベンチャー企業の場合は悠長に選んでいる余裕はありません。今すぐにでも、人が必要なのです。
さらに、そもそもそこまで多くの人がエントリーしてきません。



猫の手も借りたい状態なのです。

猫はいませんが、「何でこの人、面接に通ったんだろう・・・」みたいな訳のわからない人と一緒に仕事をしなくてはいけないことも多々あるでしょう。

・協調性に優れ、頭の回転も速い非常に優秀な人(だいたい有名企業出身)
・お世辞にも、全然優秀ではない人(人手不足なのでとりあえず採用した)
のような人々が渦巻いていて、ギャップが激しいです。



ただでさえ火の車にも関わらず、それらの人々がぶつかり合って、

かなり人間関係のストレスがあったりもします。

どんな人間がいようとも、自らの目的を見失わずに仕事できる覚悟は必要です。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

私の働いていたベンチャーは、残念ながら途中で他社に買収されてしまい、

私がもともとやっていた仕事は続けることができなくなってしまいました。

(それが外資系コンサル会社に転職したきっかけでもあります)

年間の営業日すべてがイレギュラーという、嵐のような環境でしたが、そこで学んだことは一生活きると思います。


「これを成し遂げたい」という強い意志さえあれば、必ずベンチャー企業で活躍できますよ!

ぜひぜひベンチャー企業にチャレンジしてみてください!

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